
子宮に沈める
みなさんこんにちは!おさきまるです。
今日は先日アマゾンプライムで見た映画について、
お話しさせていただこうと思います。
みなさんは”子宮に沈める”という映画を見たことはありますか?
子宮に沈めるという作品は、児童虐待のない社会を目指す、
オレンジリボン運動推薦映画とされています。
”大阪二児放置死事件”を基にした社会派フィクション映画です。
作品は、帰らない夫に一方的な別れを告げられ、
子供二人とアパートでの新生活がはじまります。
必死に良き母であろうとする主人公、由希子。
毎日の長時間労働、資格試験、家事、子育て。
やがて直面する学歴、職歴のないシングルマザーの社会的困窮、
社会からの孤立、すぐ隣に見える勧誘。
都会で暮らす若いシングルマザーが、孤独に追い詰められ、
逃避に陥ることではじまる、子どもたちの悲劇を描いています。
(映画.COM参照)
ネグレクトがテーマの映画となっています。
映画の感想
何故見ようと思ったのか。
児童虐待の教訓としてみたという、
ある母親のInstagramのリール動画の投稿がきっかけでした。
その方は、子どもの親は必ず見るべきだとおっしゃっていたので、
ネグレクトの実話を基にした作品ということだけの情報で見始めました。
一人で夜見ていたのですが、
正直、後半はちゃんと見ることが出来ないほどの内容でした。
10秒ずつ飛ばしながら見させていただきました。
それほどに強烈だったというのが正直な感想です。
これが現実世界で起きているということを考えると、
夜眠れなくなるほど、映像が脳裏にこびりつきました。
実際はもっと酷い状況だったとのことで、心がえぐられる思いです。
ご冥福お祈りいたします。
わたしがこの作品を見て感じたことは、
誰でもそんな風になる可能性があるかもしれないということです。
どうしてそう思ったのか。
作品の主人公の思いに共感したとか、そんなことは一切なかったです。
寧ろ、なんでそんなことが出来るんだとしか思いませんでした。
だけど、若くて職歴のないシングルマザーで、
子どもたちを育てるために一生懸命働いて、
子育てをして、家事をして。
その内。家事に手が回らなくなることは容易に想像できることです。
頼れる身内が近くにいなければ、
疲れ果てて子育てもおざなりになってしまうでしょう。
だって仕事をしなければ、
お金がなくてご飯を食べさせることが出来ないんだから。
現状の日本でシングルマザーになるということは、
そういうことだということです。
わたしが今、例えば夫と離婚したとして、
現在わたしは仕事をしていないし、
子どもたちはちょうど映画の子達と同じ年齢です。
待機児童で騒がれている世の中です。
速やかに保育園に入ることが出来て、仕事に就けるでしょうか?
そんなに簡単なことではないと思います。
わたしは鍼灸師という資格がありますので、
勤めなくても働いていけますが、
もし患者さんが来なければ、収入を得ることは出来ません。
身内も近くにいなくて、どうやって生活していくのかを考えたら、
最悪のケースを考えていけばいくほど、
主人公と同じような道に進んでしまう未来が見えてくるのです。
では実際に起きてしまった事件では、何が問題だったのでしょうか?
子どもたちの両親は勿論最悪ですが、それだけでは済まないと思うのです。
なぜあんなに酷く悲しい事件が起きてしまったのか。
それを当人は勿論、子どもがいる私たち親、
そして社会全体で考えていかなければ、
こういった事件がなくなることはないのです。
なぜなら、どうやったって仕事をしながら、子育てをして、
最低限の家事をすることを一人でこなすのは大変なことだからです。
不可能とまではいかないかもしれません。
実際に身寄りが近くにいなくても、全てこなせている人もいるでしょう。
だけどその人は、最初から全てできていたのでしょうか?
そんなことはないと思います。
じゃあそこまで踏ん張れなかった人が全て悪いのか。
その人に全責任を押し付けていては、
このような悲しい事件がなくなることはないのです。
映画自体はトラウマレベルなので、もう二度と見たくないですが、
とても考えさせられる内容でした。
覚悟をもってこれからも子育てをしていきたいと強く思います。
それではまた明日。
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