
3連休どうでしたか?
みなさんこんにちは!おさきまるです!
皆さん3連休はいかがでしたでしょうか?
ゆっくり休めましたか??
20日は参議院選挙でした。
新しい風の始まりと言われていますが、
ここから今よりももっと苦しくなっていくとわたしは思います。
自分の軸をしっかり持って、ぶれないように意識していきましょう。
連休中の我が家は、またもや子どもたちが体調不良で、
大変な事件が起きました。。。
その話は明日しようと思いますので待っていてくださいね。
さて、今日は東洋医学を深めよう!!その2です!
まずは気についてお話しします。
それでは早速参りましょう。
気血津液の作り方
気、血、津液は脾胃で飲食物からつくられます。
作られたものが後天の気と言い、
これが働く場所によって宗気、衛気、営気、血、津液に変化します。
飲食物は胃で消化され、消化物を小腸へ送ります。
小腸では清濁に分けられます。
清いもの(水穀の精微)は脾の働きで肺に運ばれ、
濁ったもの(糟粕)はさらに液体と固体に分かれ、
液体は小便として膀胱へ、個体は大便として大腸へ行き、
それぞれ排泄されます。
気とは何か?
一般的に言われている気というものは、
スピリチュアルの塊!とか、
怪しい!とか言われていますよね?
東洋医学では気、血、津液のバランスをとっていく治療なのですが、
中でも気は、最も乱れやすい性質を持っているため、
とても重要なんです!!
目には見えないものだけど、日常生活で必ずわたしたちが感じている、
元気、空気、気温、気持ち、雰囲気などは、全て”気”なんです!
経験ありますよね???
”あの人今日なんか元気ないな”とか
”今日の空気は澄んでて気持ちがよい”など、
わたしたちは日常的に無意識に”気”を感じて生活しているんです。
身体に関わる、元気、気持ち、雰囲気のバランスをとっていく治療が、
鍼灸治療という訳です。
そう考えると全く怪しいものではないということが分かると思います!
気には大きく5つの作用があります。
1.推動作用・・・血や津液を動かす、働かせる作用
2.温煦作用・・・温める作用のことで体温調節作用
3.防御作用・・・外邪(風、暑、湿、燥、寒)の侵入から身体を守る作用
4.固摂作用・・・液体が体外に漏れないように固める作用
5.気化作用・・・あるものから他のものに変化させたり、気によって調整する作用
以上の5つの作用です。
難しい言葉ばかりで、急に専門性が出てきましたが、
ざっくりそうなんだ~って思ってもらえればいいです。
ざっくりとした気の作用は、血や津液を運んで、体温調節をし、
気候による影響を受けないように身体を守り、血が血管から漏れないようにして、
飲食物から気、血、津液を作り出す作用や、津液をめぐらす作用があるんです。
こうやってみると気の作用はとても重要だとわかると思います。
気には種類があって、衛気、営気、宗気、精気、先天の気、原気、後天の気が、
それぞれの役割を果たしています。
血とはなにか?
血(けつ)は血(ち)を連想すると思いますが、大体大丈夫です。
脾胃の活動で出来た清いもの(水穀の精微)が脈の中に入ることで、
赤色に変色して血になります。
また、脾胃の活動で作られた営気(身体を栄養する気)が心に行って血に変化します。
また、腎にある精が血に、血が精にと移り変わって血になります。
血の作用は、全身の栄養と滋養と司ります。
血は肝に貯蔵されていて、全身の血量を肝によって調整されています。
目と筋肉は特に血に滋養されていることもあり、
血のバランスが崩れることによって、筋肉の引きつり、けいれん、
視力の減退、目の充血などの症状が出やすくなります。
関係する臓は肝、心、脾、腎です。
津液とは何か?
津液は、体内の水分をイメージしていただくといいと思います。
気血と同じように脾胃によってつくられ、
脾の作用(運化作用)によって、肺に運ばれます。
肺気の作用によって三焦の通路を通って、
臓腑、身体各部、皮膚表面を巡り潤します。
また、血の主成分です。※血は営気+津液
腎に貯蔵され、体内の津液の量を腎によって調整されています。
肝も津液の循環に関わっており、肝の作用(疏泄作用)の低下によって、
津液が停滞し、痰飲(体液の異常状態によって体内に異常な水液が溜まること)
浮腫(むくみ)が起きます。
各部を潤したり、冷やし引き締める作用があります。
関係する臓は、腎、肺、肝です。
まとめ!!
今日のまとめは、気血津液の中で気の作用が多く、バランスを崩しやすい。
飲食物から気血津液は作られている。
血は全身を栄養させ肝に貯蔵。
津液は全身を潤し冷やし引き締め、腎に貯蔵。
気のバランスが崩れているのをほったらかすと、
血も津液もバランスを崩しはじめる。
バランスが崩れることによって、症状が出る。
気血津液について、ご紹介しました。
専門的ではありますが、特に覚えていてほしいことは、
気のバランスを整えることがとても重要だということです。
気は変化しやすい分、鍼灸師でなくて自分自身でも整えることが出来ます。
そのことを少し意識していてほしいと思います。
ではまたね~
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