不調の原因17

東洋医学の知識

ツボについて

みなさんこんにちは!おさきまるです。

今日は引き続き東洋医学のお勉強のお時間です

本日の話題は、ツボについてです。

ツボという言い方は、実は一般的なもので、

正式名称は”しゅ穴”といいます。

しゅ穴は、3種類に分けられており、

経穴(十四経脈上にあり、部位が定まっている時のことを言います。)

奇穴(十四経脈になく、名称、部位、主治症があります。)

阿是穴(各称や部位は定められていないが病態と深く関わって出現したり、

     治療店となる部位。)

この中でよく使うものは、経穴が多いです。

そんな経穴の中でも、特に臨床上重要な作用を持つとされているものがあり、

それらを総称して要穴といいます

要穴には、五要穴、五兪穴、五行穴、四総穴、八会穴、八脈交会穴

交会穴、下合穴があります。

それじれご紹介していきたいと思います。

今日は五要穴についてです。

五要穴

診断、治療するのに、使用頻度が高く、

重要な経穴ということで、

原穴、郄穴、絡穴、募穴、兪穴があります。

原穴

五要穴の中で、原穴は元気が多く集まるところのことです。

①足の厥陰肝経太衝、②手の少陰心経=神門、③足の太陽脾経=太白

④手の太陰肺経=太淵 ⑤足の少陰腎経=太渓 ⑥手の厥陰心包経=大陵

⑦足の少陽胆経=丘墟 ⑧手の大陽小腸経=腕骨

⑨足の陽明胃経=衝陽 ⑩手の陽明大腸経=合谷 ⑪足の太陽膀胱経=京骨

⑫手の少陽三焦経=陽池

郄穴

郄とは、隙間の意味があり、骨と筋肉との隙間を意味します。

また、閉じる、退けるという意味もあります。

このことから、郄穴は速やかに邪を取り除けるといった力を持っていて、

急性症状の反応店、診断店、治療点とされています

①足の厥陰肝経=中都 ②手の少陰心経=陰郄 ③足の太陰脾経=地機

④手の太陰肺経=孔最 ⑤足の厥陰心包経=水泉 ⑥足の少陽胆経=外丘

⑦手の太陽小腸経=養老 ⑧足の陽明胃経=粱丘 ⑨手の陽明大腸経=温溜

⑩足の太陽膀胱経=金門 ⑪手の少陽三焦経=会宗

絡穴

絡穴とは、本経脈がほかの経脈と連絡するために分支するところのことです。

この穴は経脈の虚実が現れやすいので、

慢性症状の反応店、診断店、治療点として広く用いられます。

①足の厥陰肝経=盠溝 ②手の少陰心経=通里 ③足の太陰脾経=公孫

④手の太陰肺経=列缺 ⑤足の少陰腎経=大鐘 ⑥手の厥陰心包経=内関

⑦足の少陽胆経=光明 ⑧手の太陽小腸経=支正 ⑨足の陽明胃経=豊隆

⑩手の陽明大腸経=偏歴 ⑪足の太陽膀胱経=飛揚 ⑫手の少陽三焦経=外関

募穴

募穴とは、臓腑の気が多く集まるところで、

全て陰の部(胸腹部)にあります

肝=期門 ②心=巨闕 ③脾=章門 ④肺=中府 ⑤腎=京門 ⑥心包=だん中

胆=日月 ⑧小腸=関元 ⑨胃=中脘 ⑩大腸=天枢 ⑪膀胱=中極 ⑫三焦=石門

兪穴

兪穴とは、臓腑の気が注ぐところで、

全て陽の部(背腰部)の足の太陽膀胱経にあります

肝=肝兪 ②心=心兪 ③脾=脾兪 ④肺=肺兪 ⑤腎=腎兪 ⑥心包=厥陰兪

胆=胆兪 ⑧小腸=小腸兪 ⑨胃=胃兪 ⑩大腸=大腸兪 ⑪膀胱=膀胱兪 ⑫三焦=三焦兪

ツボの位置

ツボの位置についてなのですが

写真や絵を上げることが難しいですので、

調べてみてください!

聞いたことがあるツボが結構あると思います。

五要穴とはそれほど大切なツボが多いので、

知っていて損はないと思います。

治療家でない限り、ツボを使って治療することは少ないかもしれませんが、

例えば、頭痛にはこのツボ!なんて使い方をしても

なかなか症状がよくなることはありませんので、

こんなツボがこの位置にあるんだ

その程度で大丈夫です。

自分の身体のことですから、

調べて確認することで意識が自分に向きます

是非やってみてください!

それでは今日はこの辺で。

またね~

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