不調の原因18

東洋医学の知識

経絡とは

みなさんこんにちは!おさきまるです。

今日も東洋医学のお勉強のお時間です

いよいよ最後の方になってきました。

今日は経絡についてお話ししたいと思います。

経絡とは、人体の中の気血の通り道のことを言います。

経は経脈のことで、身体の縦方向に走る脈のこと

絡は絡脈のことで、身体の横方向に走る脈のことを言います。

経脈には、十二の正経と呼ばれるものと

八の奇経と呼ばれるものがあります。

正経は陰陽に分類され、陰は太陰、少陰、厥陰の三陰に、

そして陽は、太陽、陽明、少陽の三陽に分けられ、

手足それぞれに三陰三陽の属する経脈が割り振られて

計十二脈となります。

臓腑では陰経が臓に属し、陽経が腑に属します。

流注(るちゅう)

正経十二経脈の走行には方向性があり

その流れのことを流注と言います

流注は一般的原則として、手の三陰経は胸から手へ

手の三陽経は、手から顔面や頭へ、

足の三陰経は、顔面、頭から足へ、

足の三陽経は、足から胸腹部へと流れています

経脈は、中焦に起こる手の太陰肺経から始まり、

正経十二経脈が順に連絡し合い、足の厥陰肝経で一巡りし、

循環する環を形成して再び中焦に戻ります。

奇経八脈について

気血は正経十二経脈を巡りますが、

気血が満ち溢れると奇経に流入します。

奇経八脈は正経十二経脈のように臓腑を絡いません

奇経八脈のうち督脈と任脈は

それぞれ体幹の正中の前後を流注し、正経十二経脈と同じように

固有の経穴を持っています

督脈

督脈の流注は、小骨盤腔に起こり、会陰部を出て、

後正中線上を尾骨先端から腰、背中、後頚部、と上り、

風池穴に至り脳に入ります。

更に頭部正中を通り、頭頂部(百会)に上り

顔面部正中を経て、銀交にて終わります。

有名なツボだけご紹介します。

まずは命門(めいもん)

命門と言えば、腎の生理で命門の火として出てきました。

生命の源となるツボの一つです。

次は身柱(しんちゅう)

このツボは小児の疳の虫に効くツボとして有名です。

お灸をすえてあげるます。

手でさすってあげるだけでも効果的です。

最後は百会(ひゃくえ)

このツボは頭頂部のツボです。

現代人は気が上に上がってしまっている人がほとんどなので

このツボに反応が見られることが多いです。

百会から放射線状に刺激してあげると、

気が降りて行ってくれます。

任脈

任脈の流注は、小骨盤腔に起こり、会陰部を出て、

腹部、胸部および前頸部の正中線上を上り、のどに至り、

下顎の正中から顔面を巡って耳に入ります

任脈には、募穴が多いですのでご紹介します。

まずは中極(ちゅうきょく)

このツボは膀胱の募穴です。

次は関元(かんげん)

このツボは小腸の募穴です。

次は石門(せきもん)

このツボは三焦の募穴です。

次は中脘(ちゅうかん)

このツボは、胃の募穴です。

次は巨闕(こけつ)

このツボは、心の募穴です。

最後はだんちゅう。

このツボは心包の募穴です。

手の太陰肺経

手の太陰肺経の流注は、中焦に起こり

下って大腸を絡い、かえりて噴門部(食道と胃のつなぎ目)を巡り、

横隔膜を貫いて肺に属すします。

肺から気管、咽頭を巡って腋窩(脇)に出て

上腕前外側、肘窩(肘、尺沢)、前腕前外側、

太淵、母指球外側を経て、母指外側端に終わります。

列缺より分かれた支脈が、

示指外側端に至り、手の陽明大腸経につながります

重要なツボは、

肺の募穴である中府

肺経の合水穴である尺沢

肺経の郄穴である孔最

肺経の絡穴、四総穴である列缺

肺経の経金穴である経渠

肺経の原穴、兪土穴である太淵

肺経の榮火穴である魚際

肺経の井木穴である少商です。

今日はここまで

今日はここまでにしましょう。

一気に色んな情報が入るとごちゃごちゃしますよね。

ツボの紹介で一旦東洋医学のお勉強は終了になります。

あともう少しの間ですので、

是非楽しんでお勉強してみてくださいね。

それでは今日はこの辺で。

またね~

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